2016年11月29日

マイナーな焼酎

マイナーな焼酎ってどんな銘柄があるのでしょうか。
そもそも「マイナー」を調べてみると
「小さいこと。少ないこと。あまり知られていないさま。有名でないさま。」
を含む意味のようで、対義語はご存知「メジャー」です。
この業界では「無名」や「有名銘柄」の表現はよく使いますよね。


さて話は戻って「マイナー」とはどんな銘柄が該当するのかと考えると、あくまで個人的な見解ですが
1:販売期間は5年以上経過
2:販売店(PB含む)や数量を限定したものではない

の条件を満たした銘柄と考えております。

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マーケティング用語に「製品ライフサイクル」という理論がありますが、食品業界でも流行がありまた製品自体に寿命があります。菓子業界が特に移り変わりが激しいらしく、新たな商品が発売され売り場に導入されても数ヶ月で消えていくを繰り返しているようです。確かにコンビニやスーパーの菓子売り場は常に新商品が導入されていますよね。新商品が導入される=他の商品が売り場から消えたことになります。
焼酎や日本酒に関しては菓子ほどサイクルの期間は短くはないですが、それでも毎年数十、もしかして数百の銘柄が新たに発売されています。

そんな短命な銘柄は知らないのは当然のことで、やはり数年販売されているにも関わらずひっそりと日の目に当たらない銘柄こそ「マイナー」と呼ぶに相応しいのではないでしょうか。
以上を踏まえると最低5年、理想を言えばその蔵の定番酒として数十年造り続けられているものがベターですよね。

また販売拠点や数量が制限されていなければ露出されないのも当然のことであり、それらを対象外とするのも必然的なものかなと思います。しかし地域限定されていたものでも入手出来るのであるならその限りではないと。
基本的に誰もが購入できるのが大前提です。

焼酎は一時期ブームといわれ九州を中心とする醸造蔵は大手酒屋や業界紙などがこぞって発掘し出尽くした感も無きにしも非ずですがどうなんでしょうか。

販売する側の私ですが新たな商品も興味有りますが、それ以上にマイナーな銘柄と聞くと無性にマニア心がくすぐられます。継続して造り続けられたということはそれなりの理由があり、またその蔵の歴史を味わえることにもなります。
そんなマイナーな銘柄を探し手掛けていきたいですね。

※因みに私の場合「マイナー」の言葉は希少性の高い意味を含めて用いています。

当店が毎月仕入れる商品の中で「非定番品」の割合も少なくありません。
この場合「次回の仕入れが未定」の銘柄のことを言います。
その中には実はこの「マイナー」な要素も意識して選択しています。
いまだにホームページもない造り酒屋とか、雑誌専門誌などで見かけた記憶が無いなどマイナーな条件は他にもいろいろあるのですが、仕入れる際に基準となるのは
「大手ショッピングモールでの取り扱いが少ないこと」
が大きな基準になります。ショッピングモールとは「楽天」や「ヤフー」のことを指します。
基本10店舗以下で販売されている銘柄
だと「マイナー」商品としての要素があると判断し、それから個別に銘柄の詳細を調べていきます。
そして最終的に
「私が自分で飲んでみたいかどうか」
で決まります。
自分が関心の無い銘柄はお客様に勧め難いですからね。



最近仕入れた中で私の言う「マイナー」な銘柄は
霊峰金峰【宇都酒造】
大黒【篠崎酒造】
三和鶴【三和酒造】
逆鉾【日当山醸造】

などが該当すると思います。
ご関心のある方は一度お試しあれ。
posted by あるじぃ at 11:44 | 本格焼酎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年11月25日

本格焼酎「無濾過」

無濾過」と聞くと何となく特別な焼酎のような感じがしませんか。
焼酎の場合別名「にごり酒」とも言い一部のファンに根強い人気があります。

無濾過の話題になるとよく「フーゼル油」の文字が登場します。
このフーゼル油とはアルコール発酵の副産物として生ずる特異臭がある油状物質です。この油成分はこのままだと焼酎の風味に悪影響を及ぼす場合がありますので基本的にフィルターを通じて濾過を行います。
また水に溶けにくく比重が水よりも軽いため、蒸留酒を作った際に油滴として分離し酒を濁らせたり表面に浮いてくる性質から、浮いてくる油分を手作業で最小限取り除き瓶詰めすることがあります。
これが一般的にいう「無濾過」です。
フーゼル油は香味に非常に影響し、過剰だと油臭と呼ばれる臭みや濁りが生じる原因となりますが少なすぎると薄っぺらく味気ない香味になってしまい、この濾過は如何に香味に重要な作業なのかが伺えます。

このように特に造り酒屋にとっては「無濾過」の製法や扱いも非常に難しいようで、このフーゼル油が気温の変化などで固まり薄い藻のような「焼酎の華」と呼ばれる現象が発生する時がありますが、これが知らない人にとっては「異物の混入」ではないかとクレームの元にもなっているようです。

また「無濾過」=「濃醇」な味わいと思う方もいらっしゃいますが、私の見解では香味の視点で言えば「無濾過」=「複雑性」と認識しています。つまり香味の濃度に関係なく「様々な味わいが入り混じっている」といった方が伝わりやすいでしょうか。

焼酎の「そのままの風味を楽しみたい」って方には無濾過がおすすめです。
新酒などは「出来立てそのまま」の味わいを伝えたく無濾過で瓶詰めする場合が多いのはないでしょうか。
逆に「スッキリ系」「爽快系」「繊細系」などを求める方にはやや不向きかもしれませんね。

とは言っても芋焼酎は香味の幅が非常に広いのが魅力の一つで、いろいろご自身で飲み比べると味覚の幅も広がり世界観も広がりますよ。


因みにこのフーゼル油が二日酔いの原因であると一昔前に言われていましたが、エタノールの代謝によって生成される「アセトアルデヒド」が二日酔いの要因になると判明されたようです。
まぁしかし結局飲みすぎると二日酔いは避けられませんが。


当店では「純黒無濾過」が根強い人気を得ています。この銘柄は県外からのご注文も多く販売店も比較的少ないのかもしれませんね。



無濾過といえば「さつま漢蔵」、再入荷です。
こちらも前回ご紹介した「逆鉾」と同じ「日當山醸造」さんが造る本格芋焼酎です。
肩ラベルに貼られてある「無濾過 黒」の表示が目を引きます。
前回ご案内したときは春先とあって「ロックでおすすめ」と記載しましたが、今回お湯割りで飲んでみるとこれがまた旨いです。

この蔵の看板酒である「アサヒ」も何度か飲んだことがあるのですが、お湯割りであるなら個人的にはこちらが旨いと感じました。
お湯割りで柔らかな旨みがグンと引き立ちます。
漢(おとこ)と聞くとつい「北斗の拳」を思い浮かべてしまうのですが、ラオウのようなガッツリとした漢らしさではなく、優しさと芯の強さを兼ねたケンシロウのような漢らしさが伝わる、そんな味わいです。
例えが古すぎましたね(反省

さつま漢蔵【日當山醸造】
1800ml 1,960円(税抜き価格)


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posted by あるじぃ at 19:21 | 本格焼酎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年11月22日

逆鉾【日當山醸造】芋焼酎 Sendon-net酒蔵仙殿



今回も久しぶりに入荷した銘柄のご案内。
「逆鉾」と書いて「さかほこ」と呼びます。
逆鉾とは宮崎県と鹿児島県の境にある霧島山の高千穂峰の山頂にある「天の逆鉾」を指し、天照大御神の孫瓊瓊杵尊が突き立てたという伝説があります。また新婚旅行で訪れた坂本龍馬が引き抜いたともいわれています。

造るのは大正9年に地元の十数名の有志により創業された「日當山醸造」さん。当店でも定番品として「アサヒ」「千秀」「にごり黒」を長き間に渡って販売させて頂いております。

以前は大隅地区限定で販売されていた銘柄であるのか日當山醸造さん公式のホームページには案内されていません。比較的知名度も低くマニア向けに位置するのでしょうか。

味わいは骨太でありながらも喉越しすっきりで飲み飽きしない酒質です。
当店では「アサヒ」が根強い人気を持っているので期待は裏切らないでしょう。

非定番品の為、次回入荷は未定です。
気になる方はお早めに。

逆鉾 「日當山醸造」
1800ml 1800円(税抜き価格)


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タグ:日当山醸造
posted by あるじぃ at 11:50 | 本格焼酎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年11月21日

極の黒【さつまむ無双】芋焼酎 Sendon-net酒蔵仙殿




「極の黒」が久しぶりに再入荷しました。
黒を基調に銀色で書かれた「極の黒」が高級感を漂わせています。そして肩ラベルに記載された「九州限定品」の文字が目を引きます。
造るのは「さつま無双」さん。昭和41年、鹿児島県酒造協同組合傘下の各業者の協力により創設された比較的新しい酒造メーカーです。
代表銘柄は蔵の名を冠した「さつま無双」や透明瓶につわぶきの葉のデザインが印象的であった「つわぶき紋次郎」。そしてこの蔵を一躍有名にさせた「土竜」などがあります。

さてこの「極の黒」は黒麹で仕込んだ原酒を甕壷で1年熟成。濾過を抑え割り水は七窪の自然湧水を使用しています。華やかな熟成香とキレのある味わいでロック、お湯割り向きに適した味わいです。
九州限定と表示しつつもどちらかといえば県外の比較的若い世代に受けのいい香味のような気がします。

某大手サイトに口コミが書かれてあったので少し抜粋を。
私なんかの説明より一般のお客様の方が説得力があったりするので戸惑いを隠せません。
次回入荷は未定です。気になる方はお早めに。


【レビュー】
「のど越しのスッキリ感はずば抜けています。口の中でのまろやかな味わいから、このすっきりののど越しは素晴らしい連携だと思えます。」


「極みの赤に比べると、もう少し辛味が強くて男らしい味。こちらも負けずに美味しい。」


「飲んで芋焼酎は癖があると聞いていたけどわからずにいましたが、これは、これが芋焼酎か!とゆう感じでした。後味がほんとに芋でした。私は苦手でしたが、旦那は芋焼酎が好きなのでよかったみたいです。ボトルが高そうに見えるのも♪」


「親戚の芋焼酎大好きな人に贈ったのですが、すごく喜ばれました。
やはり「限定」「かめつぼ」に弱いらしく(笑)、うきうきとしたお礼の連絡を頂きました。」


「深みがあって、飲みやすく、おいしかったです。」


「義父にバレンタイデイのプレゼントにしました。お礼の電話がありとても喜んでいただけた様で「とっても美味しいよ!ありがとう」という言葉を頂きました。義母と二人でこちらの商品を飲んでいたようです。」





極の黒 「さつま無双」
1800ml 2,200円(税抜き価格)


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posted by あるじぃ at 10:44 | 本格焼酎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年11月17日

大黒【篠崎酒造】芋焼酎 Sendon-net酒蔵仙殿



大黒が久しぶりに入荷しました。
この銘柄を造っている蔵は「松崎酒造」さんといい明治42年創業。
特筆すべきはこの造り酒屋さんはこの「大黒」しか造っていません
一銘柄しか生産していない造り酒屋なんて本当に珍しいです。
家族操業の小さな蔵のようですがほとんど情報を得ることが出来ません。
想像の範囲ですが生産石数なんかは少量生産の尾込商店さんより下回るかもしれませんね。
販売店も少なく露出も控え目なのがマニア好みかも。

更にこの銘柄の特徴は人によって様々な香りの印象を与えることです!
「パイナップル」「果実香」「フルーツケーキ」「キャラメル」などなど。
この銘柄を初めて購入されたお客さんに感想を尋ねると実に様々な印象が返ってくるので不思議な感覚です。
私ですか?
「私は清酒の本醸造の香りがします」
第一印象がそれだったのです。

とにかく少々変り種といってもいいかもしれない「大黒」。
まだ飲んでいない方は是非お試し下さい。

大黒【篠崎酒造】
1800ml 1800円(税抜き価格)


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posted by あるじぃ at 13:38 | 本格焼酎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする